消費者金融を利用する際に一番不安なことは、審査に通るかどうかということでしょう。
消費者金融の審査ではどのようなことが行われているか、どのような状況なら審査に通ることが出来るのかを確認していきましょう。
消費者金融の審査では何が行われているか?
消費者金融の審査では、ずばり「属性」と「個人信用情報の照会」が行われます。
■属性の審査
消費者金融の申し込みを行う際には、まず初めに氏名や年齢、住所などの個人的な情報を記入します。これらの個人情報が審査の際に「属性」と呼ばれる情報になります。属性には
【個人の情報】氏名・生年月日・性別・家族構成・携帯電話番号・自宅電話の有無
【自宅の情報】郵便番号・自宅住所・自宅の種類
【勤務先の情報】勤務先・勤務先の郵便番号・住所・所属部署・電話番号・社員数・雇用形態・
最終学歴・入社年月・年収・業種・健康保険証の種類・職種
・・・といった内容が含まれます。
属性の中にも重要度の高いものからさほど重要視されないものまであり、すべてが同等に評価されるわけではありません。
意外にも重要度が高いものが年齢や勤務年数です。年齢は若い方が評価が高く、年齢を重ねるほど評価が低くなります。勤務年数は長い方がよく、最低でも1年は欲しいところ。就職・転職して半年以内の場合はそれだけではじかれてしまいます。
なお、勤務先に本当に在籍しているかどうかの確認のために担当者が電話を掛けますが、これが「在籍確認」と呼ばれるものです。在籍確認は実際に会社が稼働している日でないとできませんので、休日に申し込んだ場合は後日になります。消費者金融から直接電話が掛かるため、緊張する人がいますが、ばれないように個人名で掛けてくれますので、心配はいりません。
最近ではモビットが在籍確認を省いた申し込み方法を打ち出しており、注目が集まっています。
■個人信用情報の照会
信用情報とは、信用取引の記録のこと。と言ってもピンとこない人もいるかもしれませんが、「必ず支払ってくれる」というその人の信用に基づいて行われる取引のことを指します。具体的には、クレジットカードやローン、キャッシングの取り引き情報がそれに当たります。
キャッシングやクレジットの取り引きの記録は、各金融機関毎に管理しているのではなく、個人信用情報機関というところが一括で管理しています。現在国内には3か所の情報機関があり、銀行、信販(クレジット)、貸金業で使っている情報機関が異なっています。ローンやキャッシングの申込情報から、利用状況、延滞、自己破産、など、信用取引に関わる様々な情報が記録され、所定の期間内で保存されます。なにか物々しい感じもしますが、通常の取り引きを行っている分には、何ら問題は生じません。
しかし、注意を要する場合もあります。消費者金融は、申し込みがあった場合、その人の信用情報を照会します。この時、「照会した」という記録も残りますので、短期間に複数のローンに申し込んでいるとすぐにばれてしまい、よほど金回りが悪いか、借り逃げしようとしているのでは、などと疑われてしまいます。よく「申し込みブラック」と呼ばれるのは、このような状況のことを指します。
審査に際して一番注意したいことは?
消費者金融の審査基準については各会社とも公表していないほか、個々の状況に置いて変わるため、「これなら絶対にOK」というラインはなかなか分かりにくいものです。しかし、審査落ちしたケースを考えるとこれは審査に通りにくいという状況は、ある程度予想出来ます。
審査通過が難しいケースには、以下のようなことが考えられます。
■年収の1/3を超える額を申し込んだ(総量規制で不可) ■借り入れが4件目(借り入れ件数のオーバー) ■1か月以内に4件以上の申し込みをした、または審査落ちをした(申し込みブラック) ■過去に延滞・自己破産などがある(金融ブラック) ■勤続期間が短いなど、属性に不利な点がある
特に申込み額が総量規制に引っ掛かった場合は、その後の審査に入ることなくアウトになり、短期間での過剰な申込みや過去の延滞などの金融事故は、どの消費者金融でも審査に通ることは難しくなります。逆を言えば、そのような不利な申込み条件を持たず、申し込み条件である「安定した収入のある」人なら、審査がさほど高いハードルではないでしょう。
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