カードローンの種類とは？（銀行、ネット銀行、消費者金融） | カードローン審査のまとめ　【借りれる？Q＆A】

消費者金融や銀行の個人向けのローンは、ローンカードを使ってATMなどで取引を行うことが主流になってきています。したがって、個人向けの消費者ローンをすべてまとめて「カードローン」と表すケースも少なくありません。

しかし、一般の銀行カードローンと、店舗を持たないネット銀行のカードローン、消費者金融(カードローン）をしっかり比較してみると、実はそれぞれにメリット・デメリットがあります。各カードローンのタイプを見極めて、カードローン選びの参考にしましょう。

銀行カードローンの特徴

銀行カードローンは、大手都市銀行のみでなく、最近では地方銀行でも取扱っているところが増えてきました。銀行が取り扱っているという安心感が最大のメリットで、消費者金融のカードローンと比較すると、低金利での取り扱いが大半です。発行されたカードを、キャッシュカードと同じようにATMで利用し、借り入れを行うのが定番の利用方法です。

また、銀行カードローンは銀行法の適応になりますので、総量規制（年収の1/3までしか借り入れ出来ない貸金業法の規定）は関係ありません。したがって、高額の借入れが利用できる可能性があります。

デメリットとしては、やはり審査のハードルの高さです。銀行カードローンも保証人は必要ありませんが、代わりに銀行の審査と保証会社の審査の両方を受けなけれないけません。おおむね消費者金融と比較すると、審査基準が厳しくなっています。また、銀行だからと安心して申し込んでいたら、保証会社に消費者金融を使っているケースもありますので、気になる人は十分に調べてから申込みしましょう。

ネット銀行の特徴

ネット銀行とは、、実質的な店舗を持たない、インターネット上に開設された銀行のことで、有名なところでは楽天銀行やセブン銀行が挙げられます。有人店舗がないことから、申し込みを始め、ほとんどすべてのやりとりをネット上で行います。借入返済のやりとりは、ネットバンキングを利用するか、提携ATMからローンカードを使って行うようになります。

店舗を持たず低コストでの運営が可能なことから、金利が安く限度額も高めな設定なのが特徴。契約手続きも素早く進むために、銀行カードローンでありながら、即日振込融資も可能です。また、一般の銀行のカードローンよりは、比較的審査に通りやすいのも魅力になっています。

注意点としては、審査に通りやすい分、利用途中での審査（途上与信）が頻繁に行われている、という点です。ネット上のやりとりで、審査にも通りやすくしている状況では、その後の取引状況が契約者の信用を何より高めます。利用状況が悪ければ、途中で契約解除になるケースもありますので、作りやすいから、と安易に取引せず、健全な利用を心がけてください。

消費者金融の特徴

消費者金融の最大のメリットは、審査が通りやすく利用しやすいこと。銀行カードローンと比較すると、審査のハ―ドルが低くなっています。かつては過剰な取り立てなど、印象の悪い面もありましたが、貸金業法が2010年に改訂されてからは健全な運営が行われるようになりました。業界再編で生き残ってきた消費者金融は、大手銀行グループの傘下に入るなど、より安心して利用できる環境に生まれかわっています。

取り引きの方法も多様で、提携ATMを使ってローンカードで取引する以外にも、ネットや電話・店頭での取り引きや、振込での融資など、都合の良い方法を選ぶことができます。特に振込融資は便利で、指定した個人の口座に振り込んでもらえるため、そのままネットバンキングで送金したり、普段使っている銀行のキャッシュカードで引き出したりすることが出来ます。

また、銀行カードローンと比較すると金利が高めになっていましたが、最近の傾向として最低金利を引き下げてくる消費者金融が増加しており、さらに使い勝手が良くなってきています。

注意点は、総量規制の対象となるため、借り入れが年収の1/3までしかできないこと。ただし、近年注目を集めている「おまとめローン」（複数のローンを借り換えて一本化する方法）に利用する場合は、総量規制の対象外となります。審査の通りやすさを生かして、消費者金融をおまとめローンとして使うのもオススメです。