年収はもとより、
その人や家庭ごとに異なる支出によっても、
無理のない返済計画は影響を受けます。
家庭の支出には、住居費、食費、水道光熱費、通信費、教育費、
日用雑貨費、交際費やレジャー費、交通費といったものがあります。
人や家庭それぞれ、それにかける金額は異なります。

例えば住居費１つにしても大きく異なるでしょう。
同じ1000万円の年収があっても、毎月家賃15万円を払う人、
実家暮らして住居費の負担がない人、
マイホームを取得したものの既に住宅ローンの返済が終わっている人、
家賃は10万円だけれどマイホームを買おうと貯金している人などなど、
その人ごとに状況が異なるのです。

無理のない金額を借り、無理のない返済計画を立てるには、
まずは自分の支出から把握していくことが大切です。
家計簿をしっかりつけているという方はそれを利用できますが、
多くの人はきちんとした家計管理ができていないのではないでしょうか。
通帳の口座引き落としの履歴を追ったり、
光熱費の領収書などをチェックして、
毎月どの程度の支出があるか確認しましょう。

領収書を保管する癖がない人は、
そこから始めないといけません。
月の支出と貯金している額を整理して毎月の収入と比べ、
金額が合わなければ、それは使途不明金です。
無駄使いや管理できない支出を見直したうえで、
どうしても借入が必要か考えましょう。

それでも借入が必要と判断したら、節約できる支出を抑え、
遅滞なく返済できる金額をシミュレーションして、
滞りのない返済計画を立てましょう。